ボイストレーニング
歌手を夢見て、ボイストレーニングに通っていた。
歌うことがもともと大好きで。
一番のきっかけは、当時、今から17年前のEXILEの影響だった。
高校野球を引退して、暇を持て余し、当時のEXILEにハマってしまった。
そして、いつしか、新宿のボイストレーニングスクールにも通っていた。
また、エイベックスのボイストレーニングスクールに顔を出したこともあった。
そこで、1日、教わった先生は、当時EXILEのアツシや鈴木亜美を教えている先生だった。
そこで、教わった発声についての起源というか、ルーツが深く印象に残っている。
ボイストレーニングとは、人間が大昔、四つ足の動物だった頃の発声方法を思い出す作業
ボイストレーニングでは、お腹の力(横隔膜)の筋肉を使って、肺呼吸せずに、声を出せるように訓練していく。これによって、喉に力が入らず、まるで自分の体を楽器のようにして、きれいな息の流れができる。
これで、長時間の歌唱や、きれいな声の響き、高音も低音も出せるようになる。
その先生は、オオカミの遠吠えを例に出して話されていた。このオオカミの発声こそが、おもっいきり、複式呼吸の発声の仕方だと言う。動物はこれができているが、人間は進化の過程で、喋るようになった。これにより、腹式の発声を忘れてしまったそうだ。つまり、ボイストレーニングとは、大昔の人間の祖先が行っていた身体の使い方を想い出す作業なのだ。